本日とっても怒り心頭な患者様がいらっしゃいまして。
あまり語られないことでありますが。
この業界に怒り心頭な私がですね。暴露系しますね(汗)
とある女性。ある歯科医院にて。
貴方の歯はこのステージなので。
精度の高い被せ物が必要です。
セラミックで被せてください。
本日決めてもらわないと困ります。と即決の決断を迫られたそうです。
患者さんは即決せずに、転院。
事情をお話いただきました。
ハッキリと申します。
私は大学病院時代被せ物の診療科に所属しておりました。
歯のステージがあって、それでセラミックが必要なんていう学術的な科学的な知見など
世界中のどこを見渡しても一切存在しません!!
危ないことを沢山書きますし。
皆さまにとって、ご気分を害される発言もこの先は存在します。
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どこぞやの歯科がセラミックどうしても入れてほしくて、
営業トークして高いの買わせる。
車を売るならBっぐモーターとやっている次元が同じですよね。
80代の女性の方ですよ。
希望が保険で被せたい!!
保険で被せましょうよ。
保険で被せても社会通念上においても、通常は10年かあるいはそれ以上の耐久性は存在します。
この患者様にとって今回被せれば一生涯もつ可能性も高いのですが。
私は患者様に言いました。
保険で一生涯もたせられるよう最大限努力いたします。
保険の被せ物。前歯。
セラミックの方がわずかに精度は上がりますが。
理論上はセラミックの歯は材質にはよりますが、
歯との間に約30~50ミクロンの隙間が出来ます。
その隙間が保険の歯は僅かにセラミックに劣ります。
例えば50ミクロン~100ミクロンと。
そうすればセラミックの方が精度は高いわけですが、
保険の被せ物も精度はかなりあります。
ですので、世の中の何千万人という方のお口の中に入って無事安全に過ごせているわけです。
彼らのやり口からいえば、
保険の被せ物=二次的な虫歯にかかりやすい。
セラミックの被せ=隙間からばい菌が入りにくい
となるわけですが。
その差は僅かであると言えます。
しかしその無理強いするやり口が許せないのです。
エピソード2
以前もこんな話がありました。
20歳の女性の新規の患者さんです。
この方の発言の真偽ははかりかねますが。
彼女が歯科医師の説明を、どこまで正確に表現できているかは不明です。
しかし私が彼女から聞いた話はこうです。
とある歯医者さんで。
銀歯は5万円かかります。
セラミックにしたほうがいいです。
と言われたそうです。
そう聞くとですね。
例えばセラミックが約8万円であれば。
価格差を考えたらセラミックにしたほうが。。。汗
いや待てよ。
銀歯って5万円もしますか?
私が歯科医師になって以来の最安値が2900円台、最高値が5000円台
銀歯の価格は材料の相場によって変動します。
削って型採った日が約1000円程度から1600円程度。
そこに指導料が加わっても+数百円。
合計して最も高く見積もっても約7000円。
どこが5万円もするのでしょうか。
エピソード3
これも実話です。
とある女性。
となりの市の歯科医院。
銀歯は全て鉛が入っているから体に有害です。
全てセラミックに入れ替えてた方がいい。
と言われ。唐突に
120万円位の見積もりを渡されたと。
考えられません。
鉛なんて入っていない。
銀歯は「銀」が主成分の貴金属です。
その患者さんは言われるがままに治療を受けず、オカシイと思って
当院にご来院され、ことの経緯をお話いただきました。
はっきりと申し上げます。
ロクでもない同業者。
そんな同業者がいるから、歯科が業界として信用されないんです。
Bっぐモーターのようなアヤシイ集団・業界というイメージが定着してしまうんです。
ほとんどの歯科医師は!
歯科医師としての、品位を保ち、良心を持って、
知識を習得し、技術を研さんしていると信じます。
一部のロクでもない同業者のせいで、
歯科医師全体が信用されなくなるってのは、
とっても腹立たしいものです。