2015年6月。
アメリカ歯周病学会 会長 Otomo先生のご講演に、
院長、スタッフともに参加してきました。
土曜日は臨時休診をさせていただきましたので、
多くの患者様にはご迷惑をおかけしました。
申し訳ございません。
しかし、最新の知見と技術の研鑽は必要不可欠というのが、当院の方針です。
何卒、ご理解のほどお願いいたします。
Otomo先生は、日系女性の先生で、同学会としてはアジア系の先生で初、
女性としても初の学会長だそうです。
Otomo先生のご講演の内容は、「歯周病と全身の関連」についてです。
妊婦さん。
歯周病のある人 VS 歯周病のない人
低体重児出産が発生するリスクは、
7.4倍 : 1倍
妊婦さん。
喫煙する方 VS 喫煙しない方
低体重児出産が発生するリスクは、
1.2倍 : 1倍
この報告を受けて、九州大学と熊本県のとある産婦人科医院。
妊婦さんに、歯周病のケアを受け始めていただいた結果、
それまでと比べて、低体重児出産が7割減少したとの報告もされています。
低体重児出産のみを例に挙げましたが、
他には、歯周病と脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、色々と研究されています。
近年の統計学手法の発達により、
こういった歯周病の全身疾患との関わりが次々と明らかになってまいりました。
詳細は、受診時に当院歯科衛生士まで問い合わせてくださいね。
日本人の歯周病に対する意識は、まだまだ希薄で、
欧米人に比べて、まだまだ遅れをとっています。
別ページにも述べましたが、
アメリカ人の一般的に収入がある家庭の、
歯を定期的に歯石とりをする受診率が8割を超えています。
大阪では、一説によると 定期的な歯石取りの受診率が5% とも。
みなさん、歯周病を予防しましょう!!!
近日中に、歯周病と全身疾患の関連のポスターを院内に掲示しますね。