ながせデンタルクリニックのコラム

2015.02.23

当院のスタッフ向け記事34(続きです♪)

皆様、こんにちは^^ ながせです。


※本記事は、当院スタッフ向けに配信している記事でありまして、 患者様の皆様がご覧になられても、チンプンカンプンです。当院では、最新の勉強をしていきます。 他院とは次元の違うまったく比較にならない、ハイレベルな知識の習得に努めております。


平成30年12月5日。   添加物=悪

天然もの=良
という風潮には、絶対に惑わされないでください。
どんな物質にも、良い量と悪い量ってのがあります。
普段から説明しているように、塩にだって、有害な量ってのがあるものです。
添加物=悪、化学物質=悪と決めつける有害論者ってのは必ず居ますよね。
少し前ですが、「シックハウス症候群」なんてものが世間で話題になったことがありました。
お家を建てる時の建材や接着剤等に含まれる「ホルムアルデヒド」やその他物質により、
健康障害を引き起こしたというもの。
現在では、建材においてはホルムアルデヒドの含有量などが、規制され表示義務まであるようですが。
天然素材のお家なんてものがあるんですね。
総天然素材。
化学物質は一切使用しないという。
添加物有害論者は、ひょっとすると、天然素材の家に住めば、最高に安心して住めるお家だと満足するかもしれませんが。
天然木にも、実はホルムアルデヒドの飛散があるんです。
このことについては、目にもとまらないというか。
まったく呆れたものです。
世の中には分かっていないことも、わかっていることも沢山あるんです。
ひょっとしたら有害なものもあるかもしれないし。
害はないかもしれない。
先日お伝えした、確証バイアスといったものを取り除き、
常にクリティカルシンキングを行うことは、
我々医療人としては必要なことといえます。
人工甘味料のサッカリン等は、さっきネットでチラホラ見てても、
書いてあることが、そのページによって全然違う(;^_^A
甘味料について、ネットで見ますと。
ありとあらゆる甘味料が、ネットで叩かれまくっている。
もうそれは恐ろしいレベルですね。
サッカリンの苦みもそうですが。
味や料理に使う利便性や、習慣も含めて。
こういった安全性の面でも、代用糖についてはあまり使われない一因になっているのでは?
まぁ、とにかくこれから代用糖についても学習し、
論理的にものを考えていくことが大事になります。
また、温度やPHによる代用糖の安定性の違いはあるようです。
アスパルテーム(L-フェニルアラニン化合物)のように、水分で加水分解するような性質のものもあります。
厚生労働省のリンクを貼っておきます。
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/teeth/h-02-013.html
これに関しては、先ずちょっとだけでも読んで理解するべきです。
また近々に、もっと面白いのをみつけましたので紹介します。
また、やはり食後に食べるのと、食間に食べるのとで違いがかなり起こるようですね。

平成30年7月5日。   EBM 根拠に基づいた医療を実践できない99.9%の歯科衛生士さん。 これには絶対になっていはいけないと思う。   先輩の衛生士さんが5ミリまでのポケットなら、SRPで治る。 とある別の先輩歯科衛生士さんは、「私なら6mmまで治せる!!!」   その心意気は素晴らしいが(笑)   そのまま根拠のない鵜呑み、受け売りが次世代に引き継がれていく(汗)   最低ですな(笑)   しかし、EBMを勉強しようにも、とっかかりがない。どのように勉強していいかわからない。 ドクターも知らないので、教えてくれない(笑) 意味がワカラン(笑) 難しい(笑) 頭パンクしそう(笑) となってしまいますよね。   統計学の難しいことなんて、私にもサッパリわかりません。 しかし、まず覚えておくべき言葉とその意味合いが大事です。 これが、0.1%の新時代の歯科衛生士さんになるための道しるべです。   まずは、 「前向きの研究」や「後ろ向きの研究」 「疫学調査」 「ランダム化比較試験」 今日出てきた「システマティックレビュー」の意味。 かたより(バイアス) 対照群。 実験群。(介入群) 真のエンドポイント と 代理エンドポイント。 プラセボ パラメータという言葉の意味。等々。等々。等々。   パラメータという言葉とかは難しく考えないで。   パラメータの変化を見ると言われれば、要するに、 PPDのミリ数が実験によってどのような変化をしたか見るということです。 BOPがどうなったか見るということです。 GIがどうなったか見るということです。   システマティックレビューもS野先生は大変難しいことを書いておられる。   要するにMedlineというデータベース等(その他のデータベースを含む)に、「IDB」とか色々検索語を入れて。 論文を沢山ピックアップするんですよ。 そして、取捨選択をする。(お金の出所が企業じゃないかどうかも含め(笑))   そして、見事に審査に通った9個の論文の結果を。。。   ドッキング!!!!!   したもんです(笑) 簡単でしょ?Oさん♪   まずは、今日に何回もお話した「素人脳」から脱却することです。 S野先生の、あの素晴らしい本は、一人で読んでも絶対にわかりませんから!!


平成30年6月15日。   久々更新。 あのプロバイオティクス。 話題になっているようですよね。   テレビの力は偉大です。   どれだけ歯科業界が発信しようとも、メディアとの力の差は歴然ですね(笑)   患者さんに聞かれても知らないという歯科医や歯科衛生士がほとんどなんて問題ですよね。 歯科医がこぞって業者に聞きまくっているなんて。 本当に情けない話です。 早く歯科業界もレベルが上がってくれないかしら(笑)   あのSRPと併用することによって、PPDが三倍も改善するという表現。 口臭に関して、スコア0の人が4倍でしたっけ? 例のインドの歯科大学のやつでーす。   論文の原本はオンラインで公開されているので、無料で勉強できます(笑)   原本やグラフをきちんとひも解いていくと、口臭スコアが0の人が4倍だ!! なんて表現にならない。 メーカーの表現ももうちょっと考えてほしい。 スコア3の人は増えていましたけど。 確かに0の人は増えていましたけど。   まずは、官能試験で数値化していないこと。官能試験ですよ(覚えてますか?) そしてスコア3の人も増えていたので、口臭のデータは正直なデータっぽい(笑)ってことは読み取れる。   そして、あの論文自体が信頼性のある論文かどうか。ってこところも大事ですよね。   そして、例えば○ステリンを慢性歯周炎の患者様に適用して、PPDの改善が見られなかったことに対し、 このプロバイオティクスは、PPDがカイゼンすると主張している。   そして、他の治療法と比較して、このプロバイオティクスとSRPの併用療法が、 いったいどれだけのものなのか不明です。   その辺りに頭の中を持っていくことがまず大事なんですけど。。   難しいですよね(笑)


平成30年3月8日   もうすっかり科学的な観点で物事を考えられるようになりましたね。   文献のエンドポイントだけでなく。実際に患者様を治療していく上でのエンドポイント。 これも大事です。   本日のインレーの下がちょいと黒く透けているのもそうです。 この歯のエンドポイントを考えれば、自ずと答えは見えてきます。   PPDを減らすことがエンドポイントではないことも明白です。 6年間歯磨きとメンテナンスを頑張った70歳代後半の女性の患者様。 いかにPPDの改善だけが重要でないことが理解できたかと思います。   あの初診の状況で、今までの喪失歯数はゼロ。 PPDの数字だけこだわっても実は意味がないのですが。 その辺は患者様にじっくりと理解が得られるように説明していかなければなりません。 私は饒舌にトークすることは苦手ですが、その辺の症例の引き出しだけは負けません(笑)   その患者さんが、一回目のメンテナンスの際に、 ○○豆歯磨き粉を自慢して、私と話した時の。。 患者様の顔が忘れられません(汗)   オッズ比の意味あいについてもご理解いただけたものかと。 院長の受け売りで話す時代は、もう終わらせなければなりませんね(笑) 院長が嘘や間違えたことを言ったら、鵜呑みになりますから。   もう現時点で、鵜呑みになるようなことは一生なさそうですが(笑) そのレベルに達していると思います。   しかし、真のEBM(根拠に基づいた医療)とはまだまだ先にあります。 自分で吟味が出来て、それを患者様に適用できるか判断し、 実践できる状態が求められるのですが。   EBMが声高に言われた時代ですが、 前のEBM本の内容に精通するほどの知識は正直必要ないと思います。 後のEBM本をしっかり理解して読むことが出来れば、 歯科衛生士にとって十分であると私は考えています。(8000円以上しますが素晴らしい(笑))   前の本のように。 あの論文を検索したり批判的吟味をする難しい辺りは、学者さんと実際に臨床を行う我々で役割分担をすればよいような気もするのですが、いかがでしょう?(ドクターはその限りではないと思いますが)   AZMの実際のデータの話は、絶対に覚えておいてくださいね(笑) 雰囲気を覚えてくだされば十分ですから。 あの細菌がどれだけ割合が下がったかという話。 実際の論文のグラフで、両群のデータを見ましたが、驚愕でしょう!!   じゃ、あれだけ細菌のフローラが改善されたとして、 従来法の治療法と比較して、どれだけPPDが改善されているのか。 それはまた別問題としてあるということも。   じゃ、それから半年以上経過すると、実際のフローラはどうなるのか!     フッ化物バーニッシュと根面う蝕との関係の知見もとっても興味深かったですね。   真の治療を目指していきましょうね!!


平成29年12月22日。   まず、以前の書籍。 エビデンスに基づいた医療の基本となる考え方について学ぶのには最適ですが、 衛生士さんが読む書籍としては、かなり難解です。   また新しい書籍は、なにも文献の検索なんてしなくても(笑) 検索してくれているじゃないですか(笑)   それを解りやすく結果もまとめて書いてくれいている。 そして、それを臨床や患者さんにどのように応用する考えになるかもまとめてくれている。   そう。 衛生士さんが読む本としては、これでいいんです。   本日出てきたシステマティックレビューの件は、 スーパー頭脳をもった二人の査読者によって、 多くの文献の良し悪しを吟味し、取捨選択してまとめてくれているんですよ。   ありがたーいお話です。 この前紹介した、コクラン口腔衛生グループは、 このシステマティックレビューの文献が沢山載っているのです。   日本語化までされ、ありがたーいサイトになっているわけですよ。   前にも紹介しましたが、そんなまとめがあって、 フッ素も濃度依存性に、虫歯予防効果に変化があることも書いてたわけですよね。   「「結果に差がなかった」」ことも、真摯に受け止めなければならない事実なんです。   薬を使って差が無かったから、論文として公表されない。 これではダメなんですよ。 差が無かった事実も伝えられるべきなんです。 手用と超音波に差がないとか、IDBとフロスで差が無いとか。 差が無いことを、読み続けても面白くはないのですが。   こうして、差が無い論文とかが公表されにくいことは、 出版バイアスと呼ばれます。別名パブリケーションバイアスともいいます。   話は変わりますが。 とにかく、PPD、CAL、GI、PI、BOP この意味合いを知っておくことは、とても大事なのは、もう理解できましたよね。 CPITNなど、どうでもいいです(笑) PCRも。。?


平成29年12月7日。   もう手っ取り早くいっちゃいますね。 洗口液がなんぼのもんじゃい。 歯磨剤に殺菌剤が入ってたからってなんぼのもんじゃい。   日本人は、まず機械的プラークコントロールに対する意識をかえることから始めなければいけないのは明白。 かえって、消費者を誤解させるような商品の売り方。 いつになったら、社会問題になるんだろうと(笑)   先々週も、根尖付近まで骨吸収して、動揺もかなり、排膿している状態の上顎7番。   「歯磨き粉の殺菌成分入りのやつで治らないんですか?」 と患者さんに問われたのですが。 患者さんは悪くないと思います。   今日、重要なのは、 エンドポイントが歯肉炎だったのか、歯周炎だったのかの違いです。   後の洗口液の研究はですね。 採用したパラメータにPPDが存在したこと。CALも含め。   そして年齢層も。平均年齢ね。   しかも慢性歯周炎の治療後の患者様であったことがポイントです。   乳酸菌タブレットの研究があるのですが、 あれは対象年齢が若かったり、元々Pの人じゃなかったりするんですよね。   巨匠リンデ先生とアクセルソン大先生の御研究もそうですよね。。 PじゃなくてG。 Gはカイゼンしていいましたね。   ところで、あの成分のうちの一つ。 サリチル酸メチルっていうんですが。 ひょっとしたら、Gの炎症が軽減したのは、 サリチル酸メチルによる抗炎症効果があったのかもしれないなぁ。 なんて思う訳ですよね。   ここは一応公の場なので。 これ以上の発言は控えます(笑)   平成29年12月7日


平成29年11月30日。   イエテボリ大学とアメリカの共同研究。 素晴らしいですよね。3年間の長期研究。   で、差が無かった。 そもそも3年に設定したのは、正解でしたね。 あらかじめそういう計画を立てないと、批判が出る。 最初の一年だけ、モチベーションが上がってたんじゃないの?   お金と時間と労力をかけるんだから、最初から綿密に計画するんですよ。   両群は、おもいっきり付加価値を付けたグループ。 そして、対象群は、なーんにも付加価値を付けなかったグループ。   コルゲートだけで比較されたら、コルゲート社も怒るかもしれませんしねぇ(笑)   色々考えて、こういう研究デザインにしたのでしょう。   で、差が見られないと。。 PPDはなくとも、GIやBOP、そして細菌学的な検査もしているのがとっても興味深いですよね。   でも、モチベーション維持のためや、手が不自由な方。 どれかと選べと言われれば、回転往復運動もものが良いかもしれません。   ここで、「回転往復運動の電動歯ブラシは、手磨きより磨けるんです」 とだけ、結論付けて患者さんに提案する歯科医師や歯科衛生士も多いわけですよ。 これではエビデンスに基づいた医療を実行してるとは、決して言い難いものですよ。   そして、薬用成分?のT(笑) T(笑) Tは、アメリカでは歯磨剤にはまだ含まれていて、手洗いセッケンはダメと。   先月、マサチューセッツ大学の研究グループが、 子供の歯ブラシの調査を行いました。   これが、今後どのような流れになるのかは、自明の理でしょう。   そして、そのことに日本人の消費者が気づくのは、まだまだ先でしょうね(笑) この辺は、アメリカの消費者のほうが優れ、 社会的にもアメリカの方が発展しているといえますよね。   余談ですが、ある調査では、 テレビで報道していることをそのまま鵜呑みにして信じる人の割合は日本人では約8割。 アメリカ人では50%台という調査結果もあります。 これ以上話すとマニアックな内容になるのでやめます・・・   以上平成29年11月30日でした。


平成29年11月27日。   本日はエビデンス頭になっていましたね。 超絶怒涛の空前絶後の変化ですよね(笑)   変貌ぶりに驚きました。 狙いどおりです!   まず、有限要素法(FEM)で、歯ブラシの毛先の入り方や、歯肉に対する力のかかり方。 一方で1984年のSとF あるいは術者磨きの研究。   前者がLIONの示したデータが、エビデンスではない。 しかしそこらへんのメーカー〇〇スとはわけが違うのがわかりましたよね。 後者は、当時のエビデンスとしては、立派なもんですよ。 1984年といえど、30年たった日本の歯科医師や歯科衛生士なんて、 まだエビデンスのなんたるかを、まだ知らないんですからね(笑) 日本の歯科は30年遅れてますよね(笑) あと、有限要素法の結果ではなく、GIで差がでるような歯ブラシが欲しいなLIONさん!なんて、 ちょっと思っただけでも、頭脳は30年進歩したことになります(笑)   一方で後者のほう。(1984年のスカンジナビアのやつね♪) ツッコミを入れましたよね。なんで術者やねーーん!と。 素晴らしい!もうエビデンス頭に頭脳が切り替わっているのですよ(笑) 私の心の中は「シメシメ」と。。   で、背景を考えてみるんですよ。 じゃこの論文って価値ないの?って。 現実問題、クワドなんたらとか(笑)4種類の歯磨き法をTBIすることなんて、 不可能だったのでしょうね。。。 あっ、なるほどと思っていただければ、現段階では十分ですよ。   じゃ、患者様それぞれに合った歯磨き法って。。 これが次回に続くわけです(笑)   楽しいですか?難しいですか? 知りたいですか?知りたくないですか? ブラッシングの世界も奥が深いものですよねぇ。   以上平成29年11月27日でした。


久々の更新になります。(平成29年11月15日) ポストグラデュエイトで医療人として学ぶべきもの。 思考停止にならないための大前提。 根本的なことについてお話しました。 話はずっと一貫しているわけですよね。 (これが、プロと素人の違いなんですよ)     平成29年11月9日づけの医療ニュースの一記事です。   マサチューセッツ大学の研究。   昨年(2016年)9月、米食品医薬品局(FDA)は「感染症予防に役立つような抗菌作用があるというエビデンスはない」として19種類の抗菌成分が含まれるせっけんなどの販売を禁止すると発表した。このうち「トリクロサン」と呼ばれる成分については、長期的に曝露すると健康に悪影響を与える可能性があることも指摘されている。しかし、規制の対象外である歯磨き粉に含まれたトリクロサンが歯ブラシに蓄積し、持続的な曝露につながる可能性が新たな研究で示された。   既に、2017年1月1日づけを持ちまして。手洗い石鹸にかんしては上記のものを販売禁止となっているわけです。 この記事を読んで、すぐに「じゃあ、即刻トリクロサンを配合した歯磨剤については無くすべきだ!!!」   と思うかもしれませんね(笑)   子供の歯ブラシの1/3以上にトリクロサンが歯磨き7回~12回分の量に相当するトリクロサンが残ってたなんて(;^_^A   逆に、真のエンドポイント、サロゲートエンドポイント(代理エンドポイント) なんて言葉を知ってしまうと。   歯磨きに蓄積してたからって、即刻トリクロサンを配合した歯磨剤はダメだ!!!なんて言えるの??   と思うかもしれませんね(笑)   トリクロサンは、ホルモンバランスを崩す可能性が指摘されている。とか、 海洋生物に有害な影響を与えることが懸念されていると。。   単純な思考回路の反対派の方々は。。このデータを引用して「ダメだ!!!」と主張するかもしれませんよね(汗)   それでは、プロフェッショナルではありませんよね。   しかし 「もし仮に、トリクロサン含有歯磨剤に有効な虫歯予防効果や殺菌効果が認められなかった。」とします。 この時点で、デメリットがメリットを上回る危険性があるわけです。果たして。。 これが専門家としての思考回路だと思うのですが。   そうなってくれば、販売を禁止するにあたっての十分な理由になってくるわけですが。。   なお、トリクロサンは歯磨き粉のほか、衣料や調理器具への使用も認められており、依然として多くの「抗菌」製品に使用されている。 と文章には締めくくられています。   さて、我々としましては、今後の動向に注目していく必要がありますよね。   ライオンがサポートして出しているIPMPの効能の文献や、リステリンの効果について判断するときにも。。 ますます面白くなってきます。   また独学では難しいですよね。 あの本は、内容的には素晴らしいです。 しかし、読み手の立場にたって書かれていないような。。 すこしづーつ。 少しづーつ。 サポートしますので、ステップアップしていきましょう。   あの本は、スウェーデンのイエテボリの流れをくんでいるわけですよねえ。 スウェーデンやアメリカを尊敬します(笑) 日本は遅れていますね。   以上。       以下は過去記事。   五味先生の御講演を聞いてて、とても感じた部分があると思います。 予習していると、あーなるほど!ってなるんですが、 全く、何の知識もないと、 限られた時間の中で、よくまとまった御講演のなかでも、 演者もやはり伝えきれない部分があり。。 予習していると、すごく理解できたことでしょう。   そんな理由から。 今月の某先生の御講演も、先に予習しておきます。 詳しく知る必要がないのは理解していただけると思いますが、 「オッズ比」という言葉を知らなければ、 せっかくの御講演も、理解が半分程度になってしまうかもしれないのです。   「オッズ比」という言葉は重要です! この言葉の意味さえ知っておけば、次は80%勝ったも同然です! 勝ち負けの問題かいな(笑)   さて、永瀬さんの復習講座です。   歯周病罹患患者さん 180人 歯周病罹患患者さんのうち 喫煙者 120人 歯周病罹患患者さんのうち 非喫煙者 60人 喫煙者÷非喫煙者= ですね。 簡単ですね(笑)   歯周病のない人 180人 歯周病がない人のうち 喫煙者 60人 歯周病がない人のうち 非喫煙者 120人 喫煙者÷非喫煙者=0.5 ですね。 簡単ですね(笑)   2÷0.5=4 ですね。 簡単ですね(笑)   この4って数字が、オッズ比なわけですよね~。 簡単ですね~。   同業者さんで、たまにいらっしゃると聞く当院のコラムファンの方々も、 ご存知無い方は、覚えてくださいね~。   ただ、当院スタッフであれば、もうお気づきのはず。 因果関係があるのか。はたして関連があるものなのかの違い。 ここを頭に置いておかないと、間違った知識が頭にインプットされますよ。   で、オッズ比の数字が変化すると、いかほどのものなのか。 この辺も、頭の片隅にぼんやりでもいいので残しておいてくださいませ。 歯周病罹患患者 180人 歯周病喫煙者 150人 歯周病非喫煙者 30人 おっと、30人ほど変化しましたね! 150÷30=5   歯周病のない人 180人 歯周病のない喫煙者 30人 歯周病のない非喫煙者 150人   どひゃーーーー。 OKですか?   で、アレ食べましょうね。 果たして美味しいのでしょうか。 ものすんごく興味があります。 鰹の塩タタキもお勧めだそうですので。 あと、柚子酒ね。お勧めだそうです(笑) 柚子酒って、アルコールが薄いんですって。   あと、患者さんに、その近くのラーメン屋にも行っておいでって言われたけど。。 それは、私にとってコレ以上のカロリー摂取は。。(笑)   以下は、カコ記事です。       学会の参加は初めてですよね。 とっても素晴らしい講演が控えております。 例の先生は、昨年日本臨床歯周病学会や、日本歯周病学会でも講演されております。 歯科衛生士教育でも、かなり評価の高い先生らしいです。 楽しみですね。 ここで得た有益な情報はさらに、患者さんのために生かしていってくださいよ。   CPP-ACPに関しては、実は日本にも論文はあります。 再石灰化の様相が違うわけです。 大阪の美味しいたこ焼きみたいになって欲しくないわけですよ。 だから、深層と中層に分けて研究されています。 またご興味があれば紹介します。   昨年、アメリカでまた新たに虫歯リスク評価方法が発表されているようです。 またご興味があれば、チラっと見てみますかね。   以下、過去記事です。   私は、偉そうなことは言えませんが。 compare with reduce reduction ultrasonic oral hygine oral health apply RCTs(Randomized controlled trials) prospective study baseline gingivitis periodontitis significant inflammation inflammatory disese tooth brushing bleeding index plaque index 上記はスペルが合っているかどうかは不明です(笑) このくらいの意味だけ理解していれば、あの程度の論文の意味くらいは解りますよーん。   メンテナンス期間は、コンサルタントが言ってたからと3ヶ月と決めるわけではないです。   あと。。 大手歯科材料店が実施しているセミナー。 大手歯科材料店がやっていても、信頼に足るわけではありません。 あれに12万円も払うの? 笑っちゃいます。 ○○と○○で感染ですって。。 歯科材料店は、物を売っている人たちです。 商売なんです。   以下、過去記事。     時は2001年。 3DSは、ずいぶんHOTな話題になりました。   まず、データ的に、SM菌やLB菌の増減。あとソブリヌスとかかな。 あれは、生のデータでしょう。 とっても信憑性の高い数値かと。 上がったり下がったり。 たまた、メンテナンスを受けていらっしゃる患者さんは、元々口腔衛生状態はかなり良いと考えられます。   先に答え言っちゃったんで、何にも面白くない勉強会になってすみません。 反省してます。   しかし、こんな中からも、ハッキリと見ておかなければいけないのは、 費用対効果です。 高額の治療を患者様に押し付けるのは、当院の方針ではありません。   当院の方針だけでなく!実はEBMの世界でハッキリと、 治療法を患者さんに適用する場合、重要な判断基準のひとつとして、 「費用対効果」の項目が挙げられています。   いくら素晴らしい治療法だとしても。 例えば、その治療に1千万円かかる。 これは、適用できないことになりますね。   3DSは、治療結果の説明をするときに、 患者さんと「気まずくなる」危険性をはらんでいますね(笑)   人間の体とは、そんなものです。 納豆を食べたからといって著効をしめして痩せたりしません。 だって、私納豆大好きなんですもの(笑)   以下過去記事です。   カリオグラムは、あくまで検査ではないといったところです。 某ラルケアは、買い取るなんて許せない(笑) そんなことはさておき。   カリオグラムは正確ではなくていいんですよ。 結局はプレゼンツール。 何よりも、患者さんに、虫歯は複合的な因子が関係して、増減する疾患であるということを、 ハッキリ理解していただくためのもの。   さらに、個々の患者さんに、いったい予防のためには何が必要かといったことを、 ハッキリ視覚的に表現してくれるツールとして、とっても秀逸なものであります。   できるだけ、患者さんに無駄なコストを負担していただくことなく、 きちんと説明とご理解が得られれば、こんなに嬉しいことはないです。   高いお金を払った一部の患者さんのみが、その恩恵を享受できる。。 ここで、本日勉強した方法が有効になってくるかも知れません。   また、直接に面と向かって言いにくいことが、 ハッキリ示せる点があったことは大発見でしたね。   一つ、ハッキリ申し上げておきますが、 次のバージョンは作ってもらいますからね(笑) 私だけが、考えていたら、成長しませんからね(笑)   いいですか? カリオグラムも、その意味と目的をハッキリ理解していれば、 患者さんにとって、有用なものかどうかは見えてくると思います。   この先、勉強は3DSの範囲にまで及びます。 3DSを実践するかどうかは、別問題になりますが、 3DSの概念を知っておくことは、とっても楽しいことです。 楽しいかな?(笑)   3DSの件も、私が話し出したら、長いですよ~。 しりませんよ~。   さて、今度は貴方ががんばりましょう!   以下、過去記事ですよ。   本日は、インプラントのお話中心でしたね。 実は、他院でインプラントをして、磨けていないケースがもう一症例あります。 その方に、磨くのが大事だと、先月に散々言ったのですが、 その医院は、一日に100人以上も来院がある医院さんなので、 全く、メンテナンスやセルフケアの重要性を理解していらっしゃいませんでした。   インプラントのアバットメントの部分には、大量のプラークが付着し、 現在無症状ですので、歯肉の炎症も自覚していらっしゃらないという、 恐るべき事態。   何とか、解っていただきたいのですが、自身に自覚が無いうえ、 動機づけもされていらっしゃらない。 もちろんインプラント周囲炎の存在も知ってらっしゃらない。   インプラントの周囲炎の説明をすると、 患者さんが、インプラントの実施を嫌がるからなんて考えているのでしょうか。 良いことばかりを述べていらっしゃるのでしょうか? もしそうであるならば、残念でなりません。   動物実験ですが、人工的に発症させたインプラント歯周炎が、 恐るべき影響をもたらすのは、ご理解いただいたはずです。   しっかりとメンテナンスを受けていただいて、モチベーションアップに努めてください。 その労力は、いくら注いでも結構です。 ウチの医院では。   以下、過去記事です。     本日は、あまり実りのなかった勉強会だったかもしれません。 ただし、ものすごく重要な点が一つあります。 鑑別疾患に挙げられるものは、症例は少ないものの、 知識として、知っておくべき一つです! 絶対に重要です。 診断するのは、我々歯科医師であり、その責任があるのも歯科医師なのですが、 歯科衛生士も、何かオカシイと気づく目を持っているのは重要ですね。 当院でも年に少なくとも数人は鑑別が必要な疾患に遭遇しているのです。   オカシイと気づいたら、まずはご報告をお願いします。   あと、バイオフィルム感染症という概念自体がそう古いものでも無いのですね。   またエビデンスレベルもDとありましたね。 やってはいけないのが「D」です。 もう一度いいます。やってはいけない!! このやってはいけない治療を、多くの歯科医院がしていたわけですから、 恐ろしいですね。   我々、歯科医師も歯科衛生士もプロなんです。 プロなのに。。   また歯周病菌の血液検査での抗体価の検査、 あれは集団検診を行う際に用いるものとして研究されているようです。   以下、過去記事   ベルギーのキリネン先生のFull Mouth Disinfecitonの研究は、ハナっから否定できるものではありません。 機械的なプラークコントロールだけではなく、化学的プラークコントロールを併用することにより、 明確な治療効果を確認できたケースなのです。 またそれが、本邦における研究デザインの基礎となりえたのです。   FM-SRPから、分割SRPに研究デザインを変更されたとのことでしたね。 これまた多大な労力ですね。(材料費だけでもも400万!!) 多大な労力もあり、6大学の共同研究にもなり。 大学の先生方や歯周病学会は、「例の彼ら」より、われわれ臨床医に対する情報発信が上手くいっていないのか。 歯医者さんが不勉強なのか。 「例の彼ら」の考え方の方が世に広まってしまっていますね。   我々、歯科医師、歯科衛生士がしっかり勉強していれば、 現状にはならなかったのでしょう。 いつかきっと厚生労働省もわかってくれるはず(笑) その日までしっかり勉強して準備しておきましょう。   当院の歯肉増殖症の一症例。成人性歯周炎も併発しているであろう厄介なケースです。 この症例は、コラーゲンの分解を促進させるべく、投薬を併用したわけではありません。   コンベンショナルな、SRPとTBIを行いましたし、 患者さんは、熱心にブラッシングを行い、メンテナンスにも熱心な患者さんなわけです。 長期的には、不要なコラーゲンが分解され、歯肉の増殖は元に戻っていくわけですが、 投薬を考えても良いケースではあったのでしょう。 歯肉増殖を早く改善させるのが、外科処置であり、また投薬なのです。   ただし、シクロスポリン、フェニトイン、ニフェジピン それぞれ考え方は異なりますが。(シクロスポリン止めて~なんて言えません(笑)) ニフェジピンの場合は、対診し、代わりのお薬を検討してもらうという、 原因を取り除くことは、大事なのかもしれません。   残りのところは、自分で勉強してみてください。 あとチョットだけです。 お薬の副作用等についても、少しだけ知っておくと良いと思います。   もう一度言いますよ。 酵素を測っているのが、バナペリオ。 PCR法は、GCかBMLなのです。 上記は検査といえるものですが。 形態学的な観察=検査ではありません。   歯周病菌の細菌学的な研究の歴史や、その考え方の変遷についてお勉強してきましたが、 虫歯菌についても、予防歯科学的な考え方を一緒に勉強していきましょうね。   ただし、この数日間勉強したようなことを実践することだけが、 エビデンスに基づいた歯科治療を実践することにはなりません。 さぁ~、この院長はまたヤヤコシイことを言い出しましたよ~。 困りましたねぇ。   この先を勉強していくと、私にも難解になってきますが、 考え方だけは、少しだけお伝えしていきますね。   以下、過去記事です。       AZM単独の投与では、ごく僅かなPPDの改善効果があるものの、AZM+FM-SRPは大変大きな効果をうむことが理解できたと思います。 ただし、治療法は1日のFM-SRPがエライ!といいたい訳ではないのです。 このことについては、また次回にでも。   侵襲性歯周炎のケース。6ヵ月後には、検出限界以下まで下がっていた、 REDコンプレックスの細菌やA.a菌 P.i.菌 6ヵ月後に、A.a.菌のある程度の増加を検出して、クラビット錠を投与するケース。 これは、大学病院だから、研究費が出てるからこそ出来る可能な選択肢。(PCR法ですね)   町医者には町医者なりの使命ってもんがあります。 凄腕だけど、手術料金が1千万円もする、天才外科医ブラックジャック先生のようには、ナカナカなれないわけです(笑)   ただ単に勉強するだけではなく、上記のようなことが見れる視点が欲しいわけですね。 そういう視点で物事を見ないと勉強した内容はまた、頭の中から綺麗にサヨナラしていきます(爆)   頑張ってポケットを改善しても、メンテナンスのお願いに来院していただけない患者様もいらっしゃるわけです。 もちろん、頑張って再発させないようにご説明したつもりです。 つねに葛藤を抱えながら、頑張って患者さんの治療に励むしかないわけですね。。   例の連中は、患者さんウケがいいわけです。 狙いはソコにあるわけですから。 いくら我々が自信を持って、他の歯科より高い知識力と技術力をもって臨んでも、 例の連中の誘惑には、コロっといってしまうのが、患者さんの心理でしょう。 ウチのスタイルは、熱意で打ち勝て?(爆笑) そういうことも理解し、念頭におきながら、これもまた頑張って説明をしていくわけですね。   お医者さんだってそうです。 風邪を患うたびに、細菌検査しまーすってな内科。 患者さんは来てくれませんよね。 治療の良否は、その介入の効果や、費用対効果まで考えた上で意思決定が行われるものなのです。 お医者さんの、頭の中身はこうなってます。 単純に治療法等を選択しているわけではないのです。 お医者さんはエライんです。尊敬します。 我々歯医者さんも、早くそうなりたいものです。   理想に向かって一歩一歩前進だぁ!!!   あと、研究中に評価されていた、総菌数に対する、レッドコンプレックスや、A.a.菌の割合。 薬物投与後の、1カ月、3ヶ月、6ヵ月に総菌数が戻っていること。 しかし、総菌数が戻っていっているにも関わらず、上記の病原菌の割合が少なくなっていること。 ここに注視してくださいよ。 科学的プラークコントロールで総菌数を減じるなんて考えるのは、過去の遺物ですからね!!!   以下は、過去記事です。   歯周病予防サプリメント プロバイオティクス 乳酸菌LS1 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%B3%E9%85%B8%E8%8F%8CLS1   http://ls1.jp/   上記URLを参照してください。   某お水とは、全く別物です。 歯周病を治療するのは、徹底したプラークコントロールと、プロによるキッチリした機械的な清掃が必要になるのは言うまでもありません。   さらに補助的に、例えばIPMPを配合した歯磨き剤や、マウスウォッシュや。。 LS1は、これらと比較して何が良いのでしょうか。 いったい歯周病学会では、どのような評価がなされているのでしょうか?   それらと比較して、LS1の効果がより明確になると、もっと素晴らしいものになるかもしれません。 現在は、まださらなる研究が求められるところでしょう。 我々、臨床家は期待しています! 頑張れ、フレンテインターナショナル(笑)   とにかく、医療の世界は、お薬も同じですが。 このように多大な労力と費用をかけ、「臨床研究」を実施して、 その効果や安全性、副作用等も検証された結果で出来上がるのです。   まずここのところは絶対条件です!!!!! 日本歯周病学会が、緊急で声明を出した理由がもうお解かりになりましたね(笑) 実は東京医科歯科大学が研究しているという表記も後ほどに削除されてるんですよ。。   今日言いたかったのは、LS1の話じゃなくて、 臨床研究がどのように行われているか、どういう経緯で商品が開発されるか。 また、臨床研究を行ってない商品が何故あやしいか。。ソコですよ!   次回予告。 http://www.gcoc.jp/ リアルタイムPCR法などは、上記URLをみてくださいね。 ただし、この項目に関しては、応用編すぎて難解かもしれません。 もうすこし、簡単な別のテーマに変更するかもしれません。   追記。 抗菌薬療法のガイドライン。(歯周病学会) http://www.perio.jp/publication/upload_file/jsp_guideline_antimicrobial_therapy.pdf#search=’AZM+%E6%AD%AF%E5%91%A8%E7%97%85%E5%AD%A6%E4%BC%9A+%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3′ これは難解でしょう。 また少しづつお勉強していきましょう。 ベルギーの研究やったっけ?Full Mouth disinfectionの話(FMD)の話も面白いですよ! 参考程度にしかしませんが。


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