口腔に発生する腫瘍等の診断

歯科臨床を通じて、お口の中に発生する歯や歯茎以外の病変を発見・診断するケースがあります。お口の中の異常が気になる方は、当院までご相談くださいませ。

ここ数年で診断した、お口の中の病変の例

歯原性角化嚢胞（良性で再発性の高い嚢胞）　

原発性三叉神経痛（歯に起因しない歯の痛み）　

突発性三叉神経痛　

粘液嚢胞

舌下腺炎　

耳下腺炎　

舌痛症　

セメント質腫（良性腫瘍）

口腔扁平苔癬

歯に起因しない上顎洞炎に起因する歯痛　

前癌病変

口腔粘膜の良性腫瘍　など

重要なのは鑑別診断

歯の痛みがあっても、歯が原因ではないこと等はしばしば見受けられます。大学病院時代は、歯に原因がなく疾患の区別ができずに、必要の無い抜歯や神経の処置を受けられたケースを時折見かけました。

また悪性腫瘍のうちの約２％は口腔内に発症すると言われています。

必要に応じて病変の可能性のある状態を診断し、高次医療機関である病院口腔外科や医科にご紹介させていただくなどの対応をしております。